ホタルの飼育方法
Firefly breeding method
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- ホタルの飼育方法
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このページでは、ホタルの基本的な飼い方についてご説明させていただきます。
ホタルは飼いかたが完全にできあがっているわけではなくて、それぞれの気候、場所により、飼い方が異なります。
ここでは、一般的な飼いかたを紹介します。
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- 成虫
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ゲンジボタルとヘイケボタルの成虫は水しか飲みません。虫かごの中に草や水ごけを入れて、朝と夕方に水滴を垂らす程度に湿らせてください。
一例では、砂糖水を飲んだ成虫は長生きするという例もございます。とにかく乾燥しないように、日陰に虫かごを入れておけば、10日間程度、飼うことができます。
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- 幼虫
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ヘイケボタルでは、20日間、ゲンジボタルで1ヶ月間程度で卵からふ化し始めます。きれいな水をいれた容器の上に水ごけを置いておくと幼虫は自然に水の中に入ります。
ゲンジボタルや、ヘイケボタルの幼虫の容器は風通しがよい日かげに置くようにしてください。
ゲンジボタルでは、水温が25度を超えないように心がけてください。ホタルは寒さに強いので、氷が張るほどの冷たい水温でも大丈夫です。餌としては、ゲンジボタルには、カワニナを、ヘイケボタルには、タニシなどを与えてください。容器の水替えはまめに行ってください。
ゲンジボタルの幼虫は、成長すると4月頃に陸に上がります。ヘイケボタルでは、5月下旬頃になります。
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- さなぎ
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幼虫を上陸させるために、水槽などに培養土を入れ、水で湿らせておいてください。
上陸した幼虫はその土の中にもぐり込みさなぎになります。
上陸がはじまったら容器を動かすことはなるべくさけてください。また土が乾きすぎないように、2~3日に1回、きり吹きで水を与えます。
湿りすぎてもいけないので、様子をみながら、水分の補給をしてください。
およそ、ゲンジボタルで40~50日間、へイケボタル で20~30日間で羽化します(土の温度により多少変わります)。
土にもぐった幼虫がさなぎになってから成 虫になるまでの期間に死ぬことが多く、この期間の飼育がもっともむずかしいようです。